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January 26 千年の秋2007補遺・映画◇КИНОФИЛЬМ 11ロシア革命70周年記念特別連続上映 渋谷・ユーロスペース ①2/9~11,16,17「蒼ざめた馬」«Всадник по имени смерть»カレン・シャフナザーロフ監督2004年 ★2006年ロシア・ソビエト映画祭で「死という名の騎士」というタイトルで上映された作品。原作は2006年に再刊されています。 ②2/2~22「牡牛座~レーニンの肖像」«Телец»アレクサンドル・ソクーロフ監督2000年 ★レーニンの最晩年のある一日を容赦なく描いたもので、これまで日本では上映機会がなかなかありませんでしたが、「モレク神」のヒトラー、「太陽」の昭和天皇裕仁と並ぶ、<20世紀を代表する人物の3部作>(のはずが、トーマス・マンを描くものも作って4部作になるらしい)の2作目。レーニン役のレオニード・モズゴヴォイは「ストーン~クリミアの亡霊」ではアントン・チェーホフ、「モレク神」ではヒトラーを演じています。 ③1/19 ~1/31「牡牛座~レーニンの肖像」公開記念特集上映「ソクーロフと戯れる」 A「孤独な声」«Одинокий голос человека» 1978-1987年 B「ヒトラーのためにソナタ」«Соната для Гитлера»1979年(短編) C「ヴィオラソナタ・ショスタコーヴィチ」«Альтовая соната. Дмитрий Шостакович»1981年(セミョーン・アラノヴィッチとの共同監督) D「痛ましき無関心」«Спаси и сохрани»1983年 E「モスクワ・エレジー」«Московская элегия»1986・1987年 F「日陽はしづかに発酵し…」«Дни затмения»1988年 G「ペテルブルグ・エレジー」«Петербурская элегия»1989年 H「セカンド・サークル」«Круг второй»1990年 I「ストーン~クリミアの亡霊」«Камень»1992年 J「ロシアン・エレジー」«Элегия из России»1993年 K「静かなる一頁」«Тихие страницы»1993年ロシア・ドイツ L「マザー、サン」«Мать и сын»1997年ロシア・ドイツ M「モレク神」«Молох»1999年ロシア・ドイツ・日本 N「エルミタージュ幻想」«Русский ковчег»2002年ロシア・ドイツ・日本 O「ファザー、サン」«Отец и сон»2003年ドイツ・ロシア・フランス・イギリス・イタリア・オランダ P「太陽」«Солнце»2005年ロシア・イタリア・フランス・スイス Q「ロストロポーヴィチ~人生の祭典」«Элегия жизни ― Рострапович. Вишневская»2006年 ★原作は、A:プラトーノフ『ポトゥダーニ河』『職人の誕生』(同じ原作でアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー監督、ナスターシャ・キンスキー主演「マリヤの恋人」がある)D:バーナード・ショウ『傷心の家~イギリスの主題をロシア風に扱った幻想劇』、F:ストルガツキー兄弟『世界終末十億年』、K:ドストエフスキー『罪と罰』 ④2/16~22「痛ましき無関心」«Спаси и сохрани»1983年 19「不思議惑星キン・ザ・ザ」«Кин-дза-дза!»ゲオルギー・ダネリヤ監督1986年 1/26~2/1 早稲田松竹「冬のカルトSFまつり」にて上映。「未来世紀ブラジル」との2本立て(豪華!) ★「私は二十歳」「五つの夜に」、それにソ連の人気スパイ映画「盾と剣」シリーズに出演の二枚目俳優スタニスラフ・リュプシンが「ク~!」のマシコフおじさんだったとは!佐藤千登勢先生のご著書『DVDで愉しむロシアの映画』参照のこと。旧ソ連が誇る脱力系SF映画です。 20「その名にちなんで」ミーラー・ナーイル監督2006年アメリカ・インド ~2/2 日比谷シャンテ・シネ ★「その名」=ニコライ・ゴーゴリ。ベンガル系アメリカ人ジュンパ・ラヒリ(『ゴーゴリ』という短編も書いている)の同名のベストセラー小説(книга103)の映画化作品。 21「ラフマニノフ~ある愛の調べ」«Ветка сирени»パーヴェル・ルンギン監督 春?渋谷・Bunkamuraル・シネマ ★ルンギン監督は「タクシー・ブルース」はとにかく、「ラヴィアン・ローズ」にはがっかりした覚えが。主演エヴゲーニー・ツィガーノフは、「宇宙を夢見て」「ピーテルFM」(日本未公開)などに出演。 22「どん底」«На дне»ジャン・ルノワール監督 4/1~約3~5週間 京橋・東京国立近代美術館フィルムセンターでの「ルノワール+ルノワール展」開催記念「ジャン・ルノワール映画の世界」にて上映 ★マキシム・ゴーリキー原作。「どん底」は舞台では幾つか観ていますが、なかなかこれはというものに出会っていません。 23「バイオソルジャー」«Параграф 78»ミハイル・フレバロードフ監督2007年 1/26~2/1 池袋・テアトル・ダイヤ 24「ミッション・イン・モスクワ」«Обратный отсчёт»ワディム・シメリェフ監督2006年 2/2~2/8 池袋・テアトル・ダイヤ ★23,24は1週間ずつしか上映しません。ヴァイオレンス・アクション映画、らしいです。 25今後日本公開されるかもしれない作品(タイトルは原則として原題直訳) ①「モンゴル」«Монгол»セルゲイ・ボドロフ(父)監督2007年(カザフスタン) ★浅野忠信が若き日のチンギス・ハンを演じる、モンゴル語の映画。 ②「12」」«Двенадцать»ニキータ・ミハルコフ監督2007年 ★名作「12人の怒れる男」のリメイク。ミハルコフはヴェネチア映画祭で特別獅子賞受賞。 ③「みにくい白鳥」«Гадкие лебеди»コンスタンチン・ロプシャンスキー監督2007年 ★ストルガツキー兄弟のSF小説が原作。ロプシャンスキーは旧ソ連初の人類滅亡映画「死者からの手紙」や「ミュージアム・ヴィジター」など破滅系SF映画を得意としています(「みにくい白鳥」では世界が滅亡するわけではありませんが、暗い話ではあります)。各地の映画祭で受賞。日本では原作自体が入手困難か。 January 22 千年の秋2007補遺・書籍②115『ソヴェト旅行』アンドレ・ジイド著小松清訳岩波文庫588円(2/21発売) 116『肖像画・馬車』ニコライ・ゴーゴリ著平井肇訳岩波文庫420円(2/21発売) 117『妻への手紙 上』フョードル・ドストエフスキー著谷耕平訳岩波文庫798円(2/21発売) 118『妻への手紙 下』フョードル・ドストエフスキー著谷耕平訳岩波文庫840円(2/21発売) ★115~118は春の岩波文庫リクエスト復刊。 119『狐と狸と大統領』小林和男著NHK出版(2/26発売) ★NHKラジオロシア語講座テキスト巻末の連載『ジャーナリストエッセイ~ロシアを見る目』をまとめたもの。 120『ロシア・子どもの本の周辺~カスチョール第25号』「カスチョール」編集部1000円2008年刊 ★マルシャーク生誕120周年記念特集。 121『語学はやり直せる!』黒田龍之助著角川書店720円 ★そう信じていなきゃ!それから、やる前から「○○語は難しい」(←ここにはロシア語やアラビア語が入る)と思い込むのはやめましょうよ。 122『きつねとねずみ』ヴィターリー・ビアンキ著ユーリー・ヴァスネツォーフ絵田中潔訳ネット武蔵野762円 ★昨年5月に刊行されていました。 123『マーシャとくま~ロシア民話より・世界名作おはなし絵本』三木卓著片山健絵小学館1000円 ★『世界名作おはなし全集』(全12巻)の第8巻に入っていた作品を分冊・復刻したもの。 124『てぶくろ~ウクイライナ民話』すまいるママ著ソニーマガジンズ1500円(2006年) ★ラチョフの絵のロングセラーで知られるウクライナ民話。こちらは布・フェルト・毛糸・ビーズを使ったカラフルな絵本。 January 20 千年の秋2007補遺サッカーРоссийские новости. Сборная России.http://football.kulichki.net/より "ХИДДИНК ВЕРНУЛ ИЗМАЙЛОВА В СБОРНУЮ РОССИИ."(ヒディンクがイズマイロフをロシア代表に呼び戻した)より。
В пятницу тренерский штаб национальной сборной России во главе с Гусом Хиддинком обнародовал список 24 футболистов, вызванных на подготовительный сбор в Турцию, который пройдет со 2 по 6 февраля. 金曜日に、グース・ヒディンクをトップとするロシア代表コーチ陣は、2月2日から6日までトルコで行われる強化合宿に呼ぶ24人の選手リストを発表した。 *24(двадцати четырёх) футболистов(生格)<двадцать четыре футболиста *вызванных(被動形動詞過去複数生格)<вызванный<вызвать(完了体)/вызывать(不完了体)「呼び出す」 *со 2(второго) по 6(шестое) февраля(с+生格 по+対格→「~から…まで」)「2月2日から6日まで」 Cf. по+対格はそのものを含む「~まで」、до+生格はそのものを含まない「~まで」(この場合だと、「5日まで」) *во главе/со 2(второго) 前置詞в,к,сは二個以上の子音連続(特に第一音がв,ф)のときоを補う(前置詞о→об、обо)。 例:во вторник(火曜日に), во Врадивосток(ウラジオストクへ), во Львов(リヴォフ(リヴィウ或いはルヴフ)へ), во Стамбул(イスタンブールへ), во Франции(フランスで), рядом со зданием(ビルの隣に), обо мне(私について), об этом(それについて)
ゴールキーパー:イーゴリ・アキンフェーエフ(ツェスカ)、ヴラヂーミル・ガブロフ(クバン)、ヴャチェスラフ・マラフェーエフ(ゼニット)。 ディフェンダー:アレクサンドル・アニュコフ(ゼニット)、アレクセイ・ベレズツキー、ヴァシーリー・ベレズツキー、セルゲイ・イグナシェーヴィチ(以上ツェスカ)、レナート・ヤンバエフ(ロコモチフ)、デニス・コロヂン(ディナモ)、イヴァン・タラノフ(クルィリヤ・ソヴェートフ)。 ミッドフィールダー:デニヤル・ビリャレヂノフ、ドミトリー・トルビンスキー(共にロコモチフ)、ヴラヂーミル・ブィストロフ(スパルターク・モスクワ)、ユーリー・ジルコフ(ツェスカ)、コンスタンチン・ズィリャノフ、ロマン・シロコフ(共にゼニット)、マラト・イズマイロフ(スポルティング(ポルトガル))、イヴァン・サエンコ(ニュルンベルク(ドイツ))、イーゴリ・セムショフ(ディナモ)。 フォワード:ロマン・アダモフ(FCモスクワ)、アンドレイ・アルシャーヴィン(ゼニット)、アレクサンドル・ケルジャコフ(セビージャ(スペイン))、ロマン・パヴリュチェンコ(スパルターク・モスクワ)、ドミトリー・スィチョフ(ロコモチフ) January 15 千年の秋2007補遺1書籍◇КНИГА ・太字は知人の著作・訳書です。よろしく!なお、敬称は略させていただきます。 ・刊行年の記載のないものは2007年刊です。 104『ニューエクスプレスリトアニア語』櫻井映子著白水社3150円 105『地下室の批評家(新装版)』ルネ・ジラール著織田年和訳白水社3570円 106『スターリンと日本』ロイ・メドヴェージェフ著海野幸男訳現代思潮社2520円 107『知るを楽しむ~この人この世界・激流ロシア・魂の告白~革命と独裁下の表現者たち』亀山郁夫著NHK出版683円 ★放送は教育テレビ2・3月(月)22:25~22:50(再放送は翌週5:05~5:30) 108『虚栄の帝国ロシア~闇に消える「黒い」外国人たち』中村逸郎著岩波書店2370円 109『講座スラブ・ユーラシア学第1巻・開かれた地域研究へ~中域圏と地球化』北海道大学スラブ研究センター編講談社 110『クレーメル青春譜』ギドン・クレーメル著アルファベータ2835円 ★ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルは、文筆活動も旺盛にしており、これまで『ちいさなヴァイオリン~ギドン・クレーメル自伝』(山本尚志・馬場広信訳リブロリポート1995年刊)『ギドン・クレーメル~琴線の触れ合い』(カールステン井口俊子訳音楽之友社1998年刊)の2冊が邦訳されています。 111『秘の陸にて』白井知子著思潮社2520円 ★アフマートワ、ツヴェターエワの詩に導かれ、ウズベキスタンを旅した著者(詩人)による15篇の詩。 112『使える・話せる・ロシア語単語』中澤英彦著語研1575円 113『エイズの村に生まれて~命をつなぐ16歳の母・ナターシャ』後藤健二汐文社1365円 114『小さなおしろ』サムイル・ヤーコヴレヴィチ・マルシャーク著ユーリー・ワスネツォフ絵片岡みい子訳平凡社1680円 January 12 懐かしのリトアニア昨年の夏、キエフとオデッサに行ったのは、久しぶりの国外脱出でした。 その前は、98年3月下旬ののソウル二泊三日。 これは、ロシア語講座のクラスメイトが、会社の忘年会で1等賞品として当たったのにご一緒させてもらったものです。 その前が、94年夏のモスクワ・ペテルブルク・ビリニュス・カウナス10日間。劇団銅鑼「センポ・スギハァラ」リトアニア公演に伴うツァーでした。 この当時、ソ連から分離独立して間もなく、景気もどん底だったようで、小さい工場は全然稼働していないようでした。
さて、そんなリトアニア、印象に残っているのは「枝だらけ」という意味のリトアニア語の名称のお菓子。サコティス。 日本で売られているものは、私がリトアニアのデパートで見たり、日本にやってきたリトアニア人女性からおみやげにいただいたりしたものとは、なんかだいぶ違いますが、きっとこういうのもありなのでしょう。 端的に言うと、バームクーヘンに枝をいっぱいつけた形状のケーキです。おいしいです。
黒田龍之助先生によると、白水社の『ニューエクスプレス』シリーズにリトアニア語が加わったそうです。 リトアニア語で「親友」を表す「ビチュリス」という言葉は「蜜を共同で飼う人」という意味だというほど、リトアニア人は蜂蜜が大好き。・・・だそうです! ニューエクスプレスでお勉強して、リトアニアにお菓子修業に行って、おいしいおいしいサコティスを日本でも作って販売する人が、これからできれくれるといいなあ。 第二次世界大戦終結60年記念・これまで観た「戦争」映画のお薦めリスト注) これは、2005年夏,暑中お見舞いの時に、書いた文章です。
1.「亀も空を飛ぶ」バフマン・ゴバディ監督2004年イラク・イラン~イラン・イラク戦争・湾岸戦争・アメリカ他によるイラク攻撃 昨年の東京フィルメックス映画祭でのタイトルは「Turtles can fly(原題)」。地雷原に生きるクルド人の子ども達を冷徹に撮った作品。9/17~岩波ホールで上映。是非ご覧になってください。少年の恋心は命を危険に晒すほど(←自覚していないようだが)一途なのに、少女にとってはまるで有難くない。この映画を観ると子ども達が大変な重荷を負っているのが容易に見て取れるが、彼ら・彼女らにこんな苛酷な人生を負わせた私達大人こそ、実は逃れようのない十字架を背負っているのではないだろうか・・・。 2.「にがい涙の大地から」海南友子監督2004年日本~第二次世界大戦(日中15年戦争) 旧日本軍が中国東北部に遺棄した毒ガス兵器・砲弾による事故は、戦争が終わって60年経った今でも起き続けている。事故に遭うと、一生後遺症に苦しみ(治療法は存在しない)、莫大な治療費を抱えて極貧生活に家族ともども転落する。何組かの被害者及び家族が東京地裁に損害賠償請求訴訟を起こし、第一審では全面勝訴。が、国側が控訴して、現在東京高裁で審理中(※)。国側の控訴が期限ぎりぎりではなく「すかさず」だったのが気になる。勿論全面敗訴を予想して準備していたからだろうが、それ以上に「控訴するな」という世論の圧力は気にするまでもない程度だと見くびっていたようだし、控訴審で引っくり返せるという見込みもあったとしたら・・・。 ※控訴審では、逆転敗訴になりました。 上映情報は、電話03-3357-5140 www.kanatomoko.jp 3.「神のいない3年間」マリオ・オハラ監督1976年フィリピン~第二次世界大戦(太平洋戦争) タイトルの言葉は監督のオリジナルではなく、フィリピンの歴史用語として日本に支配されていた時期を指す。フィリピン大使館員とジャーナリストから「日本兵士が悪人に描かれているが驚かないように。これでも「日本の兵士がこんなに人間的であるわけがない」と国民からは抗議が殺到したのです」と念を押された上で観たら、相思相愛のカップルを引き裂いて女性を無理やり自分の妻にする日本人兵士、相当嫌な男!しかし殺される間際に「自分はいいから逃げろ」と妻に言うあたりが「そんなはずない(日本人はもっと卑怯なはず)」とフィリピンの人には思われたようだ。でも私にとっては、悪い日本人の存在よりも、解放直後にヒロインが「日本人に加担した」として虐殺されるのが礼拝堂内だったことの方がショックだった。 4.「金色の雲は宿った」スラムベク・マミーロフ監督1989年ソ連~第二次世界大戦(民族強制移住に伴うチェチェン内戦) チェチェン問題は、この映画を観ずして語るなかれ。ともに肉親を殺されたコーリャ(ロシア人)とアルフズール(チェチェン人)だが、復讐するのではなくむしろ積極的に助け合う子ども達。対して「同胞」民族の子どもに優しくても他民族に対しては恐ろしく冷酷な若者が登場する。コーリャもアルフズールもそんな周囲に抵抗し続けることができるのだろうか。昨年のベスランでの惨事以降この作品の上映機会が増えているのは何とも皮肉だ。三百人劇場「ソビエト映画回顧展2005」にて上映。 5.「炎628」エレム・クリモフ監督1985年ソ連~第二次世界大戦(ハティニの虐殺) ドイツ軍占領下の白ロシア(当時)で住民(といってもほんの少年)のパルチザン参加の報復として住民ごと焼き払われたハティニ村虐殺事件の再現映画。この映画を観るまで、戦争は勝手なおじさんたちが始めて皆に迷惑をかけるものだという程度の認識、「パルチザン」というと恰好よく響き(サッカーのチームの名だ)ましてや「少年パルチザン」というと決死の覚悟をした美少年を想像していた(「僕の村は戦場だった」など)。ところがこの映画の主人公はさえない男の子で悲壮な決意というより遊びの延長みたいにして志願してしまう。ぼうーっとした感じが当時仲の良かった子と共通しており、突然「戦争は隣に座っているこの子でも否応なく巻き込まれるものだ」と途轍もなく恐ろしくなった。ハリウッドの仰々しい戦争映画よりよほど応える。三百人劇場「ソビエト映画回顧展2005」にて上映。
6.「ホワイト・バッジ」鄭智泳監督1992年韓国~ベトナム戦争 731部隊とか南京虐殺とか大戦中日本軍が行ったという残虐行為の数々を知らなかったわけではない。それでもなお、戦争というと白人同士が戦っている図が私の中ではあったらしい。この映画に登場するのはベトナム戦争に派兵させられた韓国人の兵隊達。アジア人(韓国人)がアジア人(ベトナム人)を殺す、殺すことを強要される、殺すばかりでなく死体を損壊する行為も描かれる・・・。戦場での酷い体験の積み重ねゆえに帰還兵士は社会復帰できずに狂気に陥ってゆく。「炎628」が戦争の「同年代性」を意識させたものだったのに対して、こちらは「同胞性」を肌で感じさせてくれた恐ろしい作品。 7.「風の輝く朝に」レオン・ポーチー監督1984年香港~第二次世界大戦(日本占領時の香港) チョウ・ユンファはこの時期とてもよかったのですね。ラストでは、思わず「いい男を殺すな!」と叫びたくなった。日本のアジア侵略を映画的手法で(今振り返ってみるとあまり露骨ではなく)描いたことで話題になったが、あまり難しいことを考えずに恋愛映画・アクション映画として観ても充分楽しめる。ユンファもいいが、アレックス・マンが最高によい笑顔を見せている。 8.「レッド・チェリー」イエ・イン監督1995年中国~第二次世界大戦(日中15年戦争及びヨーロッパ東部戦線) 第二次大戦終結50年を記念して中国が力を込めて作った作品だけに圧倒的な迫力を持つ。同年、日本が制作した戦争関連の映画は「きけわだつみの声」「ひめゆりの塔」のリメイク及び「ウィンズ・オフ・ゴッド」くらいである。この力量の違いは何なのか、悲しくなった(リメイクは案の定オリジナルを超えるものではなかった)。幾つかの実話を組み合わせ、ベラルーシ・モスクワでの中国人留学生の苛烈な戦争体験を綴る。ラストでヒロインに抱かれるロシア人の少女の可憐さが悲劇性を顕にしている。ソ連領土内でのドイツ軍の残虐な行為が容赦なく描かれるが、ヒロインの悲劇の発端は日本軍に父を処刑されたことに始まる。 9.「僕を愛した二つの国~ヨーロッパ・ヨーロッパ」アグニエスカ・ホランド監督フランス・ドイツ1991年~第二次世界大戦(ヨーロッパ東部戦線) 家族を殺され出自をひた隠しドイツ人と偽って第二次世界大戦下のポーランド・ドイツで生き抜くユダヤ人少年は、その過程で助かるために嘘をついたり友人を見殺しにしたり、「命が助かるたびに魂が滅んでいく」というキャッチフレーズのとおりそのたびに激しく苛まれる。「アーリア人は頭蓋骨を測ればわかる」とのたまう学校の先生にはばれなくても(「科学的な方法」は意外に当てにならないようだ)、ユダヤ人だと見抜かれてしまった人間が二人。民族的なアイデンティティとは何なのか、考え込んでしまう。こういう状況で生き延びる必須要件は好感を持てる人柄なのだろうか? 10「誓いの休暇」グリゴーリー・チュフライ監督ソ連1959年~第二次世界大戦(ヨーロッパ東部戦線) これはもう何も書くことはない。名画中の名画。三百人劇場「ソビエト映画回顧展2005」にて上映。 おっと、もう10本になってしまいました。パレスティナとかベトナムとかも挙げたかったのに。ソ連や旧東欧(ホランドはポーランド人)の作品ばかりになるかと思ったら、意外とアジアのものが多かった。それでも地域的に偏りはありますが、気にしないことにします。アメリカなどの戦争映画は、私が薦めなくてもご覧になるでしょうから。近日公開予定があるとか、既にDVD化されているとか、TVで放映されるとか、実際に観ることができるのかどうかも考慮せず、思いつきで列挙したので、残念ながら相当注意を払っていないと見逃す恐れのある作品ばかりです。 うちの猫はスメタナが好き~У нас кошка любит Сметану.オカリナとかコカリナとか、アルトリコーダーでもいいのだけど、吹いていると、興味津津の様子で近づいてきます。
なかでも効果があったのは、 ・「こぎつね」(ドイツ民謡) ・「やぎさんゆうびん」(童謡) ・「山の音楽家」(童謡) ・「フニクリフニクラ」 ・「赤鼻のトナカイ」 ・「ポロヴェッツ人の踊り」(ボロディン) ・「我が祖国」の「ブルタヴァ」(スメタナ)
チャペックが自分の猫はどんな音楽が好きかということを書いていたので、私も試してみたのですが、うちの猫はスメタナが好きで、モーツァルトもまあまあで、あまり好きでないようなのが意外なことにドヴォジャーク。 「ユモレスク」を吹いたら、しきりに耳を振って嫌がられてしまいました。
最後には「いい加減にしろ」という表情でした。
うちの猫は、これも不思議なことですが、乳製品はあまり好みません。 なので、 У нас кошка не любит сметану.(うちの猫はスメタナが好きではない) 舐めもしなかったわ!せっかくキエフから持ち帰ったのに~!
January 09 千年の秋12サッカー◇スポーツ記事でロシア語文法 ★今回は趣向を変えて、スポーツ記事ではなく、ロシア代表FWドミトリー・スィチョフ(ロコモチフ・モスクワ)のブログ«Футбол - это жизнь»に寄せられたファンのコメント(はジャーナリストの書く文章とは異なり、大変くだけた文体。選手を応援したり、ファンレターを書いたりするときの参考にはなろうかと)より。 http://d-sychev.livejournal.com/
С новым годом!!! Дима,если ты в Омске,то с наступившим тебя 2008-м годом,а если в Москве,то с Наступающим новым 2008-м годом!!
明けましておめでとう!!! ジーマ、もし君がオムスクにいるなら、もう明けた2008年に、もしモスクワにいるなら、もうすぐやってくる新年2008年に、おめでとう!!
*если ты в Омске,及びа если в Москве, ともに条件節(仮定法ではない)。 *наступившим(能動形動詞過去男性造格)(~してしまったところの)<наступивший<наступить(完了体)/наступать(不完了体)「時期・季節が始まる・来る」 *2008-м(две тысячи восьмым) годом(造格)<две тысячи восьмой год *Наступающим(能動形動詞現在(あるいはそこから派生した形容詞)男性造格)(~しつつあるところの)<наступающий<наступать(不完了体)/ наступить(完了体)(上の項参照)
固有名詞について *Дима(愛称形)<Дмитрий(男性名) Дмитрийという名前はロシア人男性にはよくあるものですが、サッカーロシア代表には特に多いような気がします。だから試合の場でДима!と言って応援しても、どのドミトリーくんなのかわからないという事態が起こりうるので、そういった場合苗字から派生した愛称が使われるとのことです(例:スィチョフ(Сычёв)→スィチ(Сыч)、ロシコフ→ローシ)。 Дмитрийの愛称形としては、Митя及びここから派生した形もあり、こちらは『カラマーゾフの兄弟』の長男がミーチャと呼ばれているので、ご存じの方も多いでしょうが、Митяだと古風に響くのかМися(Михаилの愛称形)と紛らわしいためか、現在はДимаの方が主流のようです(少なくともサッカー界では)。小耳情報によれば、某外大学長が沼野充義先生のことをМитяと呼んでいるとか。 *Омске(前置格)<Омск シベリアにある都市名。スィチョフの故郷。モスクワとは時差2時間。 *Москве(前置格)<Москва
★便宜上「君」と訳しましたが、これを書いた投稿者はリーダさんという女性ファン(女性を装った男性かも?)。極東かシベリア在住の方でしょう。 ★投稿したのは12月31日の19時51分。というのはグリニッジ時間なのでしょうか。ロシア国内の時差の関係で、このときリーダさんの住んでいるところでは既に新年を迎えていたけれど、モスクワではまだ2007年の大晦日の夜だったのです。「もし里帰りして故郷のオムスクにいるなら、もう明けましておめでとうね。帰らずにモスクワにいるなら、これから新年を迎えるのね」となります。能動形動詞の過去形と現在形が対比された文です。 ★リーダさんは、詩(懐メロの替え歌?)も書いていて、ファンレターとしてなかなか味わい深いのですが、スペースの関係上カット。 ★С новым годомはС Новым годом、с Наступающим новым 2008-м годомはс наступающим Новым 2008-м годомが正しいような気がします。
☆これだけですと、「スポーツ」の要素がないので、同じくスィチョフのブログのファンのコメント欄から熱烈なメッセージを追加。
Желаю тебе, главное здоровья, конечно победы России на Чемпионате Европы, тебе там стать лучшим бомбардиром и игроком!!!! И желаю победы Локо в чемпионате России!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君の健康を祈るよ。そして、もちろんヨーロッパ選手権でロシアが勝利すること、君が得点王と最優秀選手になることを。それから、ロシアのプレミアリーグでロコモチフ・モスクワが優勝しますように。
*желаюは生格要求(главное здоровья, победы России, победы Локо) *статьは造格要求(лучшим бомбардиром и игроком) *лучшимは最上級<хороший 千年の秋12書籍◇КНИГА ・太字は知人の著作・訳書です。よろしく!なお、敬称は略させていただきます。 ・刊行年の記載のないものは2007年刊です。 102『トラウマの果ての声~新世紀のロシア文学』岩本和久著群像社2100円 103『その名にちなんで』ジュンパ・ラヒリ著小川高義訳新潮社2004年刊、文庫版は2006年刊★主人公の母が移住先のアメリカのジャンクフードに悩まされながら知恵を絞って代用品を調達しつつベンガル風味の味付けを工夫していくところが、『亡命ロシア料理』なんぞを思い起こさせます。 千年の秋12映画◇КИНОФИЛЬМ 11ロシア革命70周年記念特別連続上映 渋谷・ユーロスペース ①2月?「蒼ざめた馬」«Всадник по имени смерть»カレン・シャフナザーロフ監督2004年 ★2006年ロシア・ソビエト映画祭で「死という名の騎士」というタイトルで上映された作品。原作は2006年に再刊されています。 ②2/2~「牡牛座~レーニンの肖像」«Телец»アレクサンドル・ソクーロフ監督2000年 ★レーニンの最晩年のある一日を容赦なく描いたもので、これまで日本では上映機会がなかなかありませんでしたが、「モレク神」のヒットラー、「太陽」の昭和天皇裕仁と並ぶ、<20世紀を代表する人物の3部作>(のはずが、トーマス・マンを描くものも作って4部作になるらしい)の2作目。 ③1/19 ~1/31「牡牛座~レーニンの肖像」公開記念特集上映「ソクーロフと戯れる」 A「孤独な声」«Одинокий голос человека» 1978-1987年 B「ヒトラーのためにソナタ」«Соната для Гитлера»1979年(短編) C「ヴィオラソナタ・ショスタコーヴィチ」«Альтовая соната. Дмитрий Шостакович»1981年(セミョーン・アラノヴィッチとの共同監督) D「痛ましき無関心」«Скорбное бесчувствие»1983年 E「モスクワ・エレジー」«Московская элегия»1986・1987年 F「日陽はしづかに発酵し…」«Дни затмения»1988年 G「ペテルブルグ・エレジー」«Петербурская элегия»1989年 H「セカンド・サークル」«Круг второй»1990年 I「ストーン~クリミアの亡霊」«Камень»1992年 J「ロシアン・エレジー」«Элегия из России»1993年 K「静かなる一頁」«Тихие страницы»1993年ロシア・ドイツ L「マザー、サン」«Мать и сын»1997年ロシア・ドイツ M「モレク神」«Молох»1999年ロシア・ドイツ・日本 N「エルミタージュ幻想」«Русский ковчег»2002年ロシア・ドイツ・日本 O「ファザー、サン」«Отец и сон»2003年ドイツ・ロシア・フランス・イギリス・イタリア・オランダ P「太陽」«Солнце»2005年ロシア・イタリア・フランス・スイス Q「ロストロポーヴィチ~人生の祭典」«Элегия жизни ― Рострапович. Вишневская»2006年 ★原作は、A:プラトーノフ『ポトゥダーニ河』『職人の誕生』(同じ原作でアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー監督、ナスターシャ・キンスキー主演「マリヤの恋人」がある)D:バーナード・ショウ『傷心の家~イギリスの主題をロシア風に扱った幻想劇』、F:ストルガツキー兄弟『世界終末十億年』、K:ドストエフスキー『罪と罰』 19「不思議惑星キン・ザ・ザ」«Кин-дза-дза!»ゲオルギー・ダネリヤ監督1986年 1/26~2/1 早稲田松竹「冬のカルトSFまつり」にて上映。「未来世紀ブラジル」との2本立て(豪華!) ★「私は二十歳」「五つの夜に」、それにソ連の人気スパイ映画「盾と剣」シリーズに出演の二枚目俳優スタニスラフ・リュプシンが「ク~!」のマシコフおじさんだったとは!佐藤千登勢先生のご著書『DVDで愉しむロシアの映画』参照のこと。旧ソ連が誇る脱力系SF映画です。 20「その名にちなんで」ミーラー・ナーイル監督2006年アメリカ・インド 日比谷シャンテ・シネで上映中 ★「その名」=ニコライ・ゴーゴリ。ベンガル系アメリカ人ジュンパ・ラヒリ(『ゴーゴリ』という短編も書いている)の同名のベストセラー小説(книга103)の映画化作品。 千年の秋12放送◇ПЕРЕДАЧА 1. NHK教育TV・芸術劇場・劇場中継「演じる女たち~ギリシャ悲劇からの断章」(3部作)」 1/11(金)22:25~24:40 ★1号のтеатр欄で紹介した、オブリヤクリ・コジャクリ(ウズベキスタン)演出エウリピデス作「メディア」«Медия»(エウリピデス、セネカ、リュドミラ・ラズモフスカヤの3つの『メディア』から再構成)。3部作の他の2つはモハメド・アゲバティ(イラン)演出「イオカステ」(ソフォクレス「オイディプス王」より)とアビラシュ・ピライ(インド)演出「ヘレネ」(アイスキュロス「オレステイア」、エウリピデス「ヘレネ」「トロイアの女」を素材に再構成)。3つとも前衛的な演出だが、コジャクリが一番ノーマルに思える。 2.TBS・世界遺産「サンクト・ペテルブルク歴史地区と記念物群(ロシア)」 1/27(日)23:30~24:00(前編) 2/ 3(日)23:30~24:00(後編) January 06 マラッツィ!都立の星都立三鷹高校が全国高校サッカーでベスト8、これはすごいことなのです。
なのに、私の購読している毎日新聞は、圧倒的に扱いが小さい。
多摩武蔵野版なんか、高校ラグビーの東京代表が負けた記事は載っていても、三鷹が勝った記事は載せなかったくらいです。
そりゃあ、高校サッカーはY新聞主催だけど、都立で56年ぶりに勝って、史上初めて連勝して、しかもベスト8にまでなったのに、記事を載せないなんて!
昨日藤枝東に負けて、ベスト4にはなりそこなうと、ようやく「都立8強に大拍手」とカラー写真つきの記事が載りました。
遅いよ!!!
そして、私自身遅まきながら、すごいよ、三鷹高校!おめでとうベスト8!と申し上げます。
三鷹駅前にはさすがに応援の垂れ幕等がありましたが、
でも、ほんとうによくやったね、おめでとう。
January 05 滝山コミューン1974友人二人から、別々に、熱心に勧められた本だった。
勧められてから実際に手にとって読むまでには少し間があって(12月結構忙しかったので、と言い訳)、読み終わってから感想を言っておかないとなあ、と思ってからもちょっと時が経ってしまっている。感想を書きにくい、というか、感想を書くことがあまりそそられなかった本なのです、というのが第一の感想。
確かに、そうだよなあ、そうだったなあ、と思い出すことは多い。似たような経験に対して、著者はさすがに鋭い分析をしている、と感心もする。
でも、同感と同感しなかったところは3:7だろうか。
違うな、と感じるのは、著者と私では経験した子ども時代の場が、時間的にも空間的にも、近いようでやはり違うものだ、ということがあるだろう。
滝山の人たちとは、高校の時一緒になった。
皆、頭のいい、それも文系・理系両方に優れ、「文武両道」というか、スポーツ方面も得意で、音楽や美術にも才能を発揮する、マルチタレントな人たちであった。 私も東京近郊の団地育ち。だが、分譲ではなく、都営住宅だから、階層としてはずっと下になるのだろう。
実際、中学受験など、全然念頭になかった。(中学3年になるまで、一番近い都立高校に行くものだと思っていた。)
この著者の言説で、最も違和感を持つのは、「コミューン」を児童・女性を主体とする画期的な民主主義の試みだった、成年男子が政治の主体だったのは世界の歴史の常だったのに、という点だろうか。
いや、これ自体に文句をつける気はないのだけれど、このとき著者が念頭に置いている「女性」とは、サラリーマン家庭のヒマな専業主婦を想定しているようなのがひっかかる。
上に書いたように、私自身は都営住宅住まいで、自分の親も周囲の友人たちの親も共稼ぎが主流だった(単親家庭も珍しくなかった)から、このあたりが公団とは状況が違ってくるのかなあ、という気もする。
単純に女性が主体となった民主主義の運動、特に子どもを軸として、教育・福祉分野での要求行動を発端とするものとしては、
・妊娠して出産するまでの、女性労働者としての権利擁護
・出産後、産休明けに子どもを預ける場を確保する、ゼロ歳児保育の要求
あたりから始まって、
・「ポストの数ほど保育所を」とか言っていた、待機児童をなくすような、保育所を増やす要求
・(この本にも出てきた)小・中学校のプレハブ校舎をなくす等々の施設充実の要求
・学童保育所を作る・増やす
・「15の春を泣かせない」、都立高を増設する運動
と、子どもが大きくなるにつれて、テーマも広がっていく、(イリーナ・コルシュノフみたいな)母親ならさもありなんというような、運動の広がりがあったように思うのだけれど、それらにおいては滝山団地でも、必ずしも<ヒマな専業主婦>ばかりが関わっていたわけではないのでは?
滝山では、専業主婦ではない母親たちはどのように<コミューン>と関わっていたのだろうか?
専業主婦のいる家庭の子どもだった著者の経験からは、わからないことが出てきてしまう。(このあたりを補充する何かが欲しかった。)
あ、ここで、<ヒマな専業主婦>と書いたのは、著者の感覚がそう捉えているらしい、と推察してのこと。
専業主婦→この時代(70年代)には家事も楽になって時間もできた→時間的に余裕がある→子どもの学校のPTAでもやろうかという気になった、みたいな文脈に読めてしまう。
主婦って、そんなに楽でもヒマでもないのだよ、ほんとは。
以上、あまり本筋ではないところの感想でした。
アラビア語練習
1
أحلا و سهلا!
ようこそ
2
كيق الحال؟
調子はどう
3
شكرا.ءفوا.
ありがとう
どういたしまして
4
شاي أم فهوة؟
紅茶それともコーヒー? 5
هل اْلشاي خفيف ؟
紅茶が薄いですか
6
هل أنت مصرية ؟
貴女はエジプト人ですか
7
أنا اْسمي كريمة.
私の名前はカリーマです
8
هل ءندكم محشي؟
マハシーはありますか
NHKTVアラビア語会話今日のフレーズ1~8課
全体がアラビア語モードになっているらしく、句読点や疑問符を打つと文頭に移ってしまいます January 04 動物園羽村市動物公園をフォトアルバムに追加。
撮りましたね、130枚以上撮ったようです。
まず、入って甘酒サービス。
ゆっくり飲む間もなく、「ねえ、あれ何?!」と母が歓声を挙げるので、見るとレッサーパンダでした。
レッサーパンダを観るのが初めてだった母はここで釘付けとなり、何枚も写真を撮っています。
この調子では先が思いやられます。
しかし、レッサーパンダは動きがすばしこくて、あまりよい写真は撮れませんでした。
私のお目当てはサーバルだったのですが、最初にレッサーパンダに引きずられ、全く逆方向に行ってしまっていたのです。
印象的だったのは
・ワシミミズク 頭だけそっぽ向いていたが、ちょっとだけこちらを向いてくださいました。ありがとう。
・アメリカビーバー うちの猫みたいにおなかを上にして無防備に寝入っていた。
・マントヒヒ とても静か。
・シンリンオオカミ とてもかっこいい。白いのと灰色のは同じ種なのでしょうか?
さあ、そしていよいよサーバルです。
「いた!いらっしゃった!」
と言っても、最初は向うを向いていました。
「こっち向いてくれないの?」などと文句を言っていますと、くるっと顔をこちらに向け、そのあと、せわしげに歩きまわり始めました。
そうすると止まりません。ぐるぐるぐるぐる、いつまでも巡回し続けます。
(なので、これも写真がなかなか上手く撮れず、ご覧のとおり10数枚撮ってしまいました。)
そんなことをしていると、お隣のケージにはカラカルが。
「うわあ、すてきな耳!」と感動していると、サービス精神豊かなこのカラカルさん、「カァ~ッ!!」と威嚇の声をあげてくださいます。
周囲がますます感動し、「すごい!」とか歓声があがると、ますます歯をむき出し、サービスを続けてくださいます。
なので、こちらも写真が多数となりました。
そのお隣のシベリアオオヤマネコは我関せずと、泰然自若。
大人の雰囲気を漂わせていました。
この間、やたらと騒がしい声が聞こえていたのですが、その声の主は・・・ワオキツネザルでした。
寒いからか押しくらまんじゅうをしていましたが、もう1匹中に混ぜてというと、そのことで大騒ぎをしていたのです。
何だか人間の子どもの声みたいでした。
ガイドに掲載されているもののうち、
・ヒトコブラクダ
・ホンドテン
・キタリス
は見当たらず。
青梅線羽村駅から徒歩20分と、アクセスがあまりよくないため、上野・井の頭・多摩などと比べるとずっと空いていて、ゆっくり見て回れる、よい動物園だと思いました。
January 03 ポーランドからワルシャワからクリスマス&新年を祝うカードが届きました。
祖母のペンフレンドだった女性です。
クリスマス用の切手が可愛いなあ。さすがカトリックの信仰篤きポーランド。
挨拶の言葉は、上からポーランド語、英語、たぶんドイツ語。
その下に手書きでエスペラント語。
Feliĉan Novan Jaron, bondeziras al ĉarmaj ★★★ kaj ☆☆☆ (←ここは母と私の名前) sendas el Pollando kun elkoraj salutoj.
新年おめでとう。 (2行目はわかりません) ★★★さんと ☆☆☆さん いつかポーランドに来てくださいね
みたいなことが書いてあるのでしょうか。 母も私も、ポーランド語もエスペラント語もわからないので、前の年にいただいたカードに書かれていた言葉をそのまま丸写しして送っています。
(どうしても伝えたいことは、申し訳ないけれど、ロシア語で書いている。)
「来年こそは何を書いているのかわかって送りたい」と思っているのですが。
ポーランド語って、一単語の綴りが長いですね。
たぶんロシア語以上に長いです。
追記: お手紙の内容は、以下のとおりではないか、というご指摘がありました。 ありがとうございました!
「親愛なる(xxx と yyy: 3行目)に祈ります(2行目)
January 02 映画初めミニシアターは元旦は休日というところが多いのです。
そんな中、渋谷のシアターNはやっていて、しかも「映画の日」サービスデー。
今年の映画初めは「線路と娼婦とサッカーボール」。
これも近日中にサッカー映画のリストに載せます。
グァテマラの話。スペインの監督が撮ったドキュメンタリーです。
想像はしていたが、娼婦になった女性たちの身の上話には、ファザーファック、デイトレイプ、ドメスティックヴァイオレンスがふんだんに出てくるので、辛い。
商売道具?のシースルーのドレスはあまりにもあからさまに透け透けなので、かえってお色気を感じさせない。
お仕事以外ではやたら元気で、弁もたつ、ラテンの「オフサイド」な女たち。
とてもとても苦労したらしい、元娼婦のマリナ(チームの応援団長)が、「神様に祈って」得られた「ぶさいくなインディオの男」(←字幕ではそうなっていたような気がするが、絶世の美男子ではないものの醜男とは感じなかった)に大切に思われて暮らしていることに、ほっとさせられる。
ところで、サッカーの事を言いますと、やっぱり守備がねえ・・・。
だけど、相手チームも守備はぼろぼろなので、試合はだいたい点の取り合いになるのです。
ほろ苦いラスト。でも、何かが確実に残った。立ち上がったことは無駄ではなかったよ、サッカー映画の佳作をありがとう。
そして、今日2日は水割の日。
なので、シネカノンに「迷子の警察音楽隊」を観に行きました。
いや、これは団長役のサッソン・ガーベイがいいですね。
イスラエル映画なので、エジプト人役を演じているのはイスラエル在住のパレスティナ人(プログラムには「アラブ系イスラエル人」と書かれていた)。
女性に目がない若手団員を演じているサーレフ・バクリ。やっぱりムハンマド・バクリの息子だ。
まあ、いい映画なのだけど、エジプト人の面々がカウリスマキ映画の登場人物みたいに表情が固まっていて、これでは「迷子のフィンランド警察音楽隊」ですよ~!!
エジプトとイスラエルの冷たい政治情勢を念頭に置いたとしても、警察音楽隊の特殊性を考慮に入れたとしても、こういう困った状況に陥ったら、アラブの人はこんなふうに固まらないで、空元気を出し、うけてもうけなくても冗談をくりだし、結構ずうずうしく、「ケバブが食べたい!」などと主張するのではないかという気がしてならなかったのですが。
「ペタハ・ティクベ」と「ベイト・ティクベ」を間違えてしまったのは、アラビア語に<P>の音がないせいだったのかもしれません。
そして、映画を見ている最中に、<今日は写真美術館の映像ホールが1000円で観られる日だった>と思い出しました。
「音楽隊」を観終わると、恵比寿に向かいました(なぜかおなかはすいていなかった)。
「マグナム・フォト~世界を変える写真家たち」の1:30の回にぴったり間に合った。ラッキー。クリアホルダーももらえました。
しかも、美術館の方も今日は無料で観られるというので、「土田ヒロミのニッポン」「スティル・アライヴ」をざっと観ました。
映画でマグナム・フォトの写真をいっぱい観た後だったので、差を感じずにはいられませんでしたが、「土田ヒロミ」の「ヒロシマ3部作」はさすがに胸にこたえました。
昨秋の山陽旅行では、時間が20分しかなくて、広島の原爆資料館はほとんど素通りだったのです。
無料だった上に、クイズに答えてプレゼントとしてポストカードをいただき、ラッキー。
January 01 明けましておめでとうございますドストエフスキー2007年に読んだ本は80冊。
ラストは『鰐』。
ドストエフスキーのユーモア中短編。
ということなのですが、ユーモアって言うのでしょうか、これ。
チェーホフだったら、『ユモレスカ』でいいと思うけど(それでも<皮肉>って感じかしら)、ドストエフスキーは愚痴っぽくって毒々しい。
それと「妻を寝盗られる」ことへのすごいこだわりように辟易。
中短編といえども、さすがドストエフスキーだ!
続けて雑誌「ユリイカ2007年11月号」を読んでいます。
そんなこんなで、やはりドストエフスキー、とくに好きな作家ではないのですが(だから今までたいして読んでこなかった)、随分何冊も目を通してみたなあ、という1年でした。
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